珪藻土を塗布された場合、完全な原状回復は出来かねます。
出来る限り、元通りにする方法をご案内致します。
大きな霧吹きで、珪藻土に十分に水分を与えます。
これ以上吸い込まないという量を吸い込ませると、珪藻土は粘土状になっていますので、こそぎ落とします。
ある程度こそぎ終えると、ビニールクロス、コンクリートが見えてきます。
ここで、もう一度十分な水分を与え、ふき取ります。
このふき取り作業を繰り返すことで、原状に近い状態になります。
ただし、凹凸があるクロスは奥までふき取ることは困難です。
同様に、コンクリートもくぼみにある珪藻土を取り除くことは困難です。
そのため、出来る限りのことをしても全体的に白みがかった色の状態になります。
また、珪藻土の割合が低い材料(塗りやすいもの)は、珪藻土以外に樹脂成分が含まれているため、水分を含ませても柔らかい粘土質になりきらない可能性があります。
また、賃貸物件によって回復条件が異なる場合もあるため、施工前に管理会社様や大家様にご確認の上、ご施工いただきますようお願い致します。
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